千葉県佐倉市にある、DIC川村記念美術館に行ってきました。
現在開催している『絵の住処(すみか)-作品が暮らす11の部屋-』展の
期間限定メニューが楽しめます。
DIC川村記念美術館の公式HP<http://kawamura-museum.dic.co.jp/>
*******以下、公式HPから展覧会の情報の抜粋です*******
会 期:2015年5月26日(火)-2016年1月11日(月・祝)
開館時間:午前9時30分-午後5時(入館は午後4時30分まで)
休 館 日:月曜(ただし7/20, 9/21, 10/12, 11/23, 1/11は開館)、
7/21(火), 9/24(木), 10/13(火), 11/24(火), 12/23(水)-1/1(金)
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※情報は変更になる可能性があります。最新の情報を公式HPから確認するようにしてください。

坂道を下り終えると池が広がっています。
この日の天気はくもり。
まず展覧会についてですが、11の展示室に西洋近代絵画、抽象画、日本画などの11テーマの作品がそれぞれ展示されていました。
美術館の中をぐるりと一回りするうちに、美術史の主要なテーマもぐるりと巡って行くような体験でした。
それぞれの展示室の入り口に展示方法の設計について解説が記されていて、この美術館の建築的なしくみについても理解できるようになっていました。
あと、各部屋に壁紙と同じ白色(トレぺ)の付箋が置いてあり、来館者が感じたことや考えたことを壁に貼ってもらう試みもありました。文字だけでなくイラストを描いている付箋もありましたが、付箋が貼ってある壁を眺めるのも面白かったです。結構貼ってありました。この美術館が考える「作品と来館者との対話」の試みなんだろうと感じました。

美術館のエントランスに置いてあった案内の表と裏(後日撮影)。
本当に展示室の中に茶席があるんだろうか?という不安と期待を抱かせます。
そして、日本画の展示室の奥にひっそりと扉がひとつ佇んでいて、中に入ることができます。
扉を開けると小さな茶席がありました。秘密の小部屋を見つけたような感覚を味わえます。


上記の案内紙にも記載がありますが、この和菓子は美術館のエントランスの天井装飾をイメージしているということです。
個人的には、錫製であろう器の方も興味深かったです。
金属ですが手でつまむと簡単に曲がります。「すずがみ」という品でしょうか。

前面がガラス張りの茶席。この日は生憎のくもり空でしたが、景色も一望できます。
展示を観終えた帰りにエントランスの天井を見上げると、ハニカム構造のペーパークラフトの様な淡い黄色の装飾が。
(写真の撮影はできませんでしたが、「川村記念美術館 天井」等のキーワードで検索すると天井の画像を見ることができます。)
天井の写真を一緒に載せられないのが惜しいですが、「この幾何学的な節を、はさみ菊の技法で表現したのかぁ」と、しばし立ち止まり関心していました。
あまり展覧会の内容に関係ないようでいて、天井の装飾も美術館の設計の一部として鑑賞してもらう、という意味では、この和菓子も美術館体験を補完するアイテムになっているのだろう、と思わせる期間限定メニューでした。
そして、公式HPをご覧いただくとお分かりになると思いますが、この美術館にもレストランがあります。
「ベルヴェデーレ」という名前のイタリアンレストラン。
こちらにも本展覧会にあわせた期間限定メニュー(特別コース)があります。
http://kawamura-museum.dic.co.jp/shop_restaurant/restaurant.html
がしかし、残念なことに鑑賞に時間をかけ過ぎてしまい、提供時間(ランチタイム)に間に合いませんでした……。トム・ウェッセルマンのアイスクリーム・サンデーが気になります。
※期間限定メニューのために来訪される方は、事前にレストランへ提供時間のご確認をオススメします。
(おまけ)
そこでせっかくなので、レギュラーメニューの「落花生のズコット」をいただきました。
(落花生は千葉県の名産品です。)







